HUBにLANケーブルの始点、終点がささっている
回線やプロパイダ変更で機器の入れ替えを行う場合があるかと思います。とりあえず、元々ついていたと思われるLANーブルをルーターやハブに挿す方がいますが必ず末端の機器の確認が必要です。よく使わなくなったLANケーブルがルーターにそのまま挿してありそれを新しいルータやハブに差し替える際に両端とも同じルータやHUBに挿してしまいネットワークがループしてインターネット等が全く使えなくなります。
ネットワークがフリーズ
これは、以外と盲点でトラブル解決にも時間がかかりますので必ず使用しなくなったLANケーブルはルーターやハブから外す習慣をつけたほうがよいです。
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同一ネットワークに同メーカーのルーターを2台設置 IPアドレスが重複しネットワークがフリーズ
同一の無線ルーターを何もせず設置しても電波強度の強化にならない IPアドレスが重複して問題を起す 同一ルーター設置の際は必ずルーターの設定でルーターのIPアドレスの変更が必要 最近の無線ルーターは性能がいいので1台で十分だろう。
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ネットワークフリーズの他の要因
ノイズからのフリーズ
ノイズは電気的・電磁的な雑音を指します。電子機器に誤作動を引き起こすことがあり、場合によっては破壊をもたらします。特に電子機器の使用環境において、想定されていない周波数の発信がノイズとなります。電子機器のフリーズや心臓のペースメーカーの動作不全などがノイズによるものと考えられます。
伝送帯域の影響
通信に使用される周波数の範囲を伝送帯域といいます。近年ではPCやスマートフォンなどでインターネットを利用する際、それらの端末から送られる電波や電気信号の周波数の幅を意味します。近くにある電子機器の電波が干渉して、通信が安定しない状態だったり、コンピュータの基準周波数に近い電波が飛んでいる場合にパソコンがフリーズすることがあります。電子レンジや冷蔵庫、テレビなども電磁波を発信しており、Wi-Fiルーターとの電波干渉が問題となることがあります。
電圧低下(ドロップ)によるフリーズ
電線に電流を流すと、電線の電気抵抗により一部の電流が熱に変換されます。変換される熱量が大きくなり、電流が大きくなった際に一時的に電圧が下がります。これを電圧降下といいます。パソコンなどの電子機器の場合、電圧が足りずに電力が維持できなくなり、フリーズを起こすことがあります。
サイバー攻撃を受けた場合
IoT機器へのサイバー攻撃も増加しています。Miraiなどのマルウェアは、IoT機器を攻撃の踏み台として利用します。セキュリティ対策が不十分なIoT機器が攻撃を受け、ボットネットワークの一部に組み込まれ、サイバー攻撃の加害者となることがあります。
沖縄市役所でネットワークのループ
先日、沖縄市役所でパソコン移動の際に余ったLANケーブルを同じハブにさしてネットワークをフリーズさせたようですね。
那覇市役所の職員「パソコン移動させよ」
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職員「LANケーブルなんか余ったな。よく分からんし、とりあえずここ挿しとくか」
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大 規 模 ネ ッ ト ワ ー ク 障 害 発 生那覇市役所庁舎等のネットワーク障害について【令和6年4月5日 更新】https://t.co/siTyZ79hhx pic.twitter.com/RD0hbK2wTp
— 篠原 修司 (Shuji Shinohara) |フリーライター✏️ (@digimaga) May 28, 2024
余ったケーブルは無意味に挿すととんでもない大惨事を起します。